守備範囲の違い
先日、整形外科で「脊柱管狭窄症」と診断された方からお問い合わせをいただきました。
「脊柱管狭窄症」とは、背骨の中にある神経(脊髄)が通るトンネル(脊柱管)が、骨や靭帯の変形などによって狭くなってしまい、脊髄を圧迫し、腰や足の痛み・しびれを起こす病気です。
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの方が、「整形外科と整体のどちらがいいか」と悩まれたりするようなので、今日はその事について書いてみたいと思います。
あくまで私の個人的な見解ではありますが、医師(整形外科医)と整体師では、
「守備範囲が違う」
と思っています。
「痛みやコリなどで悩んでいる患者さんを相手にする」という点は共通ですが、
医師は「薬物投与や外科的処置(手術など)の治療を行う」のが仕事である(と思う)のに対し、
整体師は「手技によってからだの歪みを正し、人間が本来持っている自己回復力(自然治癒力といわれることもある)を引き出す」のが仕事になります。
患者さんが健康に回復される事を目指すのは同じであっても、どちらがいいとか悪いとかいうことではないと思います。
お問い合わせいただいた方は、整形外科での治療と整体を並行して受ける事にされました。
自分の守備範囲で精一杯努力させていただきます。
それでは、また。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントをどうぞ