ストレッチにご用心
施術後、患者さんから日常のセルフケアなどについてよく質問を受けます。
こういった時、患部(痛いところ)に炎症(熱)がある時などを除いて、なるべくからだを動かしていただく事をおススメしています。
筋肉を動かして血流をうながし、からだ中に栄養や酸素をたくさん送る事で回復が早まるためです。
こうお伝えをすると患者さんの多くは、
「じゃあ、歩いたりストレッチをすればいいんですね!」
とお答えになられます。
歩く事は大賛成なのですが、ストレッチを行う事には反対です。
筋肉がゴムのように伸び縮みするものだと勘違いされている方が多いのですが、
筋肉を形成している筋繊維は元々の長さ以上にはなりません。
つまり、縮む事はあっても伸びないんです!
伸びないものを無理に引っ張るのは危険ですらあります。
施術時にも縮んだまま固くなってしまった場合などの例外を除けば、引っ張るといった事は行いません。
スポーツをする際にストレッチをするのも同様です。
特に、普段あまりからだを動かしていない方がスポーツをする時、からだが冷えた状態でいきなりストレッチを行うと筋断裂の恐れもあります。
スポーツをする前にはからだを温める準備体操(ウォーミングアップ)を行ってください。
くれぐれも、「筋肉は縮んで力を発揮するもの」だという事をお忘れなく。
それでは、また。
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