企業戦略
去る2月14日は全国的にバレンタインデーでした。
世界各地でカップルの愛の誓いの日とされているようですが、日本では「チョコレートを贈る・もらう日」だと小さな子供ですら思っています。
チョコレートにこだわっているのは日本だけ、というのは今では知っている人も多いですが、それでもこの日のプレゼントにはチョコはつきものです。
これは昭和40年代の初めに森永製菓がキャンペーンを行ったのが始まりのようです。
そして、私が若いころは3月14日にはお返しにマシュマロやキャンディー、クッキーを贈るのが定番でした。
これも製菓会社の力でしょう。
2月3日の節分も、私の子供の頃は「豆まき」と相場が決まっていましたが、今では「恵方巻き」が大きく取り上げられています。
この恵方巻きも、元は江戸時代末期に始まり一時廃れたものを、1970年代後半大阪の海苔の組合がイベントで復活させ関西で定着し、1990年代にスーパーやコンビニで大々的に宣伝され、全国的に広まったんだそうです。
もっといえば、土用の丑の日にウナギを食べるようになったのも、知人の鰻屋に相談された平賀源内が看板を出したら大流行した、といわれています。
いわば、平賀源内と鰻屋のコラボです。
こういうことを広め、定着させる企業の努力・戦略はすごいものです。
私たち消費者はみんな洗脳されてしまっているわけですから。
まして、今はあふれるほどの情報が飛び交う時代です。
むやみやたらに洗脳されてしまわないように、自分で取捨選択できる目を持ちたいものです。
そういう私も洗脳されていますが(苦笑)。
それでは、また。
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