感染より汗腺
6月に入り、全国的に梅雨入りが発表されています。
また、コロナ騒動も少しずつ落ち着いてきているようですが、未だにニュースの中心であり、連日様々な報道がされています。
昨日来院された患者さんが、
「定期検診に東京まで行く必要があるけど、またコロナの感染者が増えているからどうしようかと思っているんです。」
という話をされていました。
発表されている昨日現在での全国の感染者数は18349名(うち死者952名)、退院・療養解除者数は16505名。
差し引きすると現在治療中の方は892名ということになります。
日本国民1億2千万人の中の892人です。
もちろんまだ検査未実施で、感染していることが分からないだけ、という人も間違いなくいるとは思います。
そうであったとしても、東京で感染するリスクと、定期検診に行かずに病気を見落とすリスクを考えた場合、どちらが危険かは言うまでもないと思います。
そういった話をすると、その患者さんは安心したように、「検査に行ってきます。」と言っていました。
このブログでも何度も書いているように、コロナウイルスを軽視してはいけないと思います。
が、だからといって無闇に怖がって他の危険を招いてしまっては元も子もなくなってしまいます。
これからの時期、特に気をつけたいのが「熱中症」です。
3月から5月の陽気のいい季節に外出制限でからだを動かさず、これからの時期は雨続きで外出が億劫になってしまいがち。
運動しないでいると筋肉が衰えるのは勿論ですが、汗腺の働きも悪くなります。
単純に、暑くなれば汗をかく、というものではありません。
汗をかかないと体内の熱を放出できず、熱中症にかかるリスクが上がります。
エアコンを上手に使うのも大事ですが、エアコンに依存しすぎると自律神経の不調を招きます。
しっかり運動したり、入浴時にゆったり湯船に浸かるなどして汗腺を鍛えて、しっかり汗をかける、健康なからだをつくりましょう!
紫陽花は今日も元気です。
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