膝痛の原因は膝じゃない!?
先日来院された80代の男性。
若い頃は野球を楽しみ、野球を辞めてからはゴルフ、現在は風景写真を撮りに山に行くのが趣味だけど、最近は少し控えているとおっしゃっていました。
「膝が痛くて整形外科を受診してレントゲンを撮ってもらったけど、特に異常はないって言われたんです。」
レントゲンで異常はない。でも、この患者さんの膝が痛いのも事実。
これはいったいどういうことなのでしょう?
痛いところと悪いところは違う。
整体の世界でよく言われる言葉で、
「痛いところと悪いところは違う。」
というものがあります。
擦り傷や切り傷、打撲といった「外傷」の場合、痛いところと悪いところは一致します。
必ずぶつけたところ・切ったところが痛くなります。
しかし、腰痛や肩こり、膝痛といったものは体の不調を痛みとして脳に発信しているものであり、原因は痛みを感じている場所とは違う事が多々あります。
痛い箇所・凝っている箇所を揉んだり叩いたりしてその時は良くなったような気がしても、すぐに元に戻ってしまいうのはこのためです。
からだ全体のバランスを整える。
整体は、患者さんの体の歪みや可動の状態を確認し、その方が痛みを感じている部位だけでなく、からだ全体のバランスを整える事で人が本来持っている回復力を発揮するお手伝いをします。
冒頭の患者さんの場合、太ももの前の筋肉と股関節を調整する事で膝の痛みは減少し、可動もスムーズになりました。
2度目に来院された時には、「歩き方が全然違う!」と奥様が驚いていた、と本当に嬉しそうに教えて下さいました。
また山で思い切り楽しめる様にお手伝いさせて頂きます。
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